先日、転職エージェントと電話で話す機会があったので、久しぶりに転職についての記事を書こうかと思います。
私はまずエージェントの方へ率直にこう聞きました。
「もうすぐ40歳ですが、転職はやはり厳しいですか?」
するとエージェントは、少し笑いながらこう言いました。
「皆さん、そこを勘違いされているんです。
企業は年齢で見ていません。見ているのは“経験”です。」
この言葉に、頭を殴られたような衝撃を受けました。
私はずっと
「40歳=不利」
「若い人の方が有利」
と思い込んでいたからです。
ですが、企業側の本音は違うそうです。
年齢が問題なのではない。
“何をやってきた人か分からない40歳”が一番怖い。
逆に言えば、
何をやってきたかが明確な40歳は、むしろ欲しい人材。
ここだったのです。
さらに印象的だったのが、書類通過率の話でした。
エージェントはこう言いました。
「書類通過率は、だいたい10%くらいです」
私は「そんなに低いのか…」と落ち込みました。
ですが、本当に大事なのはその数字の意味でした。
10社出して1社通ればいい、という話ではなく、
応募を重ねながらレジュメ(職務経歴書)を育てていく
という意味だったのです。
最初の応募は、いわば“練習試合”。
落ちたら職務経歴書を修正する。
通った企業の傾向を見る。
さらに修正する。
すると、後半は通過率が上がっていく。
これが40代の転職の進め方だと教えてもらいました。
そして、もう一つ心に残った言葉があります。
「年齢が不利だと思っている人ほど、レジュメが雑なんです」
耳が痛い言葉でした。
日々の仕事は当たり前の繰り返しで、
自分では「特別なことをしてきた」とは思っていません。
ですが企業から見れば、
それは「現場を回してきた実務経験の塊」なのだそうです。
問題は、年齢ではなく、
それが相手に伝わる形で書かれていないことでした。
ここで初めて気づきました。
「年齢で落とされる」の正体は、実は経験が伝わっていないだけなのだと。
もし今、
「もう40歳だから…」
「転職は無理かもしれない…」
そう感じている方がいたら、伝えたいことがあります。
転職に必要なのは若さではありません。
経験を、相手に伝わる形にすることです。
そしてそのために、
完璧な職務経歴書を作ってから応募する必要はありません。
むしろ、
まず応募する
落ちる
修正する
また応募する
この繰り返しの中で、書類はどんどん強くなっていきます。
これが、40代の転職の“正解ルート”でした。
年齢を理由に、挑戦する前から諦める必要はない。
見られているのは年齢ではなく、「これまで何を積み重ねてきたか」。
40歳は遅いのではなく、
むしろ経験という武器が一番そろっている年齢なのかもしれません。

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