【転職体験談】転職しても消えなかった不安の正体

転職すれば、不安は消える。
正直、どこかでそう思っていました。

あれだけ悩んで、準備して、決断して、
実際に会社を辞めて、新しい職場に立ったのだから。
これでようやく落ち着ける――そう思っていたのです。

でも、現実は少し違いました。

■ 転職したのに、不安は残った

新しい会社に入って数日が経った頃、
ふとした瞬間に胸の奥がざわつく感覚がありました。

仕事はきちんと教えてもらえている。
人間関係も、少なくとも表面上は問題ない。
環境としては、以前よりずっと健全です。

それなのに、

「本当にここでやっていけるのか」

「また同じことを繰り返すんじゃないか」

「もしここで合わなかったら…」

そんな考えが、夜になると浮かんでくる。

「転職したのに、なんでまだ不安なんだろう」
そう思って、自分を責めそうになりました。

■ 不安の正体は「仕事」ではなかった

しばらくして気づいたことがあります。
この不安は、新しい会社そのものが原因ではありませんでした。

正体は――
長年染みついた“感覚” でした。

評価されないかもしれないという恐怖

いつ理不尽なことを言われるかわからない緊張感

「我慢するのが当たり前」だと思い込んでいた思考癖

前の会社で、知らず知らずのうちに身につけてしまったものです。

環境は変わっても、
自分の中の感覚はすぐには切り替わらない。

それに気づいたとき、少しだけ腑に落ちました。

■ 不安が消えない=失敗ではない

転職しても不安が残ると、
「判断を間違えたのでは?」
「やっぱり自分が弱いのでは?」
そう考えてしまいがちです。

でも今は、はっきり言えます。

不安が消えないのは、
長い時間を必死に耐えてきた証拠 でもある。

それだけ、前の環境で気を張り続けていたということ。
急にスイッチを切れるほうが、むしろ不自然です。

■ 少しずつ変わってきたこと

時間が経つにつれて、
少しずつ変化も感じるようになりました。

意見を言う前に、過剰に身構えなくなった

失敗しても「人格否定されない」と実感できた

家に帰っても、仕事のことで頭がいっぱいにならなくなった

不安はゼロにはならない。
でも、支配されなくなってきた のです。

■ もし今、転職を迷っている人へ

もしこの記事を読んでいるあなたが、

転職後が不安で仕方ない

「辞めたら楽になる」という言葉を信じきれない

自分の決断に自信が持てない

そんな状態だとしたら、これだけ伝えたいです。

不安があるままでも、前に進んでいい。

転職は、魔法ではありません。
でも、環境を変えることで
「自分を取り戻す時間」を確実に作ってくれます。

このあと私は、
転職後に「これは想定外だった」と感じる出来事にも
いくつも直面することになります。

それでも今は、
あの時の決断は間違っていなかったと、静かに思えています。

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