【第8話】初めての会社は活気も勢いもすごかったけど…実は“完全にブラック企業”でした



今回は、僕が初めて務めた会社について書こうと思います。

振り返ってみると、本当に賑やかというか…うるさいというか(笑)
社員もみんな若くて勢いがあり、会社自体も時流に乗っていたので、社内は常にバタバタした活気に包まれていました。

ただ、その裏側は今思えばかなり“ブラック”でした。

■ 残業は毎日2〜3時間。時には夜11時まで

入社してすぐに飛び込んできたのは、
**「残業は2〜3時間が当たり前」**という現実。

時期によっては夜11時まで仕事する日もありました。

新人の僕には慣れない環境で、正直、最初は居心地が悪かったのを覚えています。

■ セクハラ・パワハラが横行し、会議では“吊るし上げ”

今なら完全にアウトな行為も、当時は日常でした。

・セクハラ、パワハラは横行
・会議では1人を徹底的に吊るし上げ
・上司は部下を守らない
・引き継ぎルールもなく丸投げばかり
・新人の僕には「やる気ないなら帰っていいよ」と恫喝

こうして並べると分かりやすいですが、
完全に“ブラック企業”でした。

■ それでも辞めずに続けられた理由

それでも僕が辞めずに働き続けたのには、理由があります。

ひとつは、僕自身に“負けず嫌い”な性格があったこと。

そしてもうひとつ。
これは僕の半生に大きく関係します。

少年時代、母親の借金問題に振り回され、
専門学校に進学したい気持ちも断念させられた過去があります。

あの頃と比べると、
「この環境の方がまだマシかもしれない」
そう思えたのです。

だからこそ密かに、
「5年後にはこの立場をひっくり返してやる」
そんな気持ちで踏ん張っていました。

■ 初めての会社で学んだこと

ブラック企業ではありましたが、
そこを乗り越えた経験が、社会人としての基礎やメンタルを強くしたのも事実です。

今思えば、良くも悪くも“原点”だったと思います。

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