妥協して入社した翌日、転職サイトからスカウトが届いた話

「もう、希望していたような会社には戻れないかもしれない」

そんなことを考えながら、私は新しい会社へ入社した。

前職では、ある業界で営業をしていたが、転職活動は思ったより苦戦した。

そして最終的に決めたのは、正直に言えば“本命ではない会社”だった。

従業員は4〜5人ほどの小規模会社。
条件も「ここでキャリアアップしたい」というより、

・無職期間をこれ以上伸ばしたくない
・年収を維持したい
・とりあえず生活を安定させたい

そんな理由が大きかった。

ただ、唯一良かったのは通勤時間だった。

前職よりかなり近くなり、通勤は約30分。
「少なくとも、通勤ストレスだけは減るかもしれない」

そう自分に言い聞かせながら、初出勤を迎えた。

思っていたより穏やかだった。でも、まだ信用はしていない

初日の午前中が終わった時、正直少しだけ安心した。

従業員の人たちは、思っていたより穏やかだったからだ。

もちろん、まだ1日目。

小規模会社は距離が近い分、後から空気が変わることもある。

だから、私はまだ完全には信用していない。

でも同時に、

「とりあえず無職ではなくなった」

という安心感もあった。

今の自分に必要なのは、

“理想の会社を見つけること”より、
“立て直すための土台を作ること”

なのかもしれないと思った。

そして帰宅後、転職サイトを開いて驚いた

その日の夜。

何気なく転職サイトを開くと、スカウトが届いていた。

しかも2社。

どちらも、自分が本来希望していた業界に近い会社だった。

正直、驚いた。

なぜなら、私はその転職サイトの職務経歴書を長い間ほとんど更新していなかったからだ。

「もう、自分の市場価値はかなり落ちているかもしれない」

そう思っていた。

でも実際には、違った。

妥協したから終わり、ではなかった

今回の転職で感じたのは、

“妥協して入社したら終わり”

ではない、ということだった。

むしろ、

・無職期間が止まる
・在職中になる
・収入が安定する
・精神的に少し余裕が戻る

ことで、逆に次の選択肢が見え始めることもある。

もちろん、まだ何も決まっていない。

今の会社が合う可能性もあるし、
別の会社へ行く可能性もある。

ただ、少なくとも以前のような

「もう戻れないかもしれない」

という感覚だけではなくなった。

40代でも、選択肢はゼロではなかった

転職活動をしていると、

40代
小規模会社しか受からない
希望業界へ戻れない

そんな不安がどんどん大きくなる。

実際、私もかなりそう感じていた。

でも今回、

“とりあえず働きながら、次を探す”

という選択をしたことで、少し景色が変わった気がしている。

もし今、

・妥協転職を迷っている人
・小規模会社への入社に不安がある人
・「もう遅い」と感じている人

がいるなら、伝えたい。

「一度立ち止まって、生活を安定させる」のも、立派な戦略だと思う。

そして、入社したからといって、人生の選択肢が完全に固定される訳ではない。

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